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CloudReady Chromebook

オクダヒロキ
リツアンSTCでプログラマをやっている、オクダヒロキです。

「古いPCが余っているんだけど、何か使えないの?」

「PCが重くなってきたけど軽いOS無い?」

現在一般的に使用されているPCのOSといえば、WindowsとiOS(Mac)がほとんどです。これらのPCは日々アップデートされていくことで、推奨環境のスペックは年々上昇し、PCの速度が非常に遅くなっていきます。そのため、どこかのタイミングで買い替えが必要になってしまうもの。

僕の場合は大体5年周期位でPCを買い替え、買い増ししています。現在主に使用しているのは、2018年に購入したSurface Pro LTE Advancedです。SSD搭載のSIMを挿入できるモデルでなかなか良いですよ。

でも、買い替え、買い増しをするのが一番手っ取り早い方法ですが、古いPCを何とか活用できないかと考える人も多いのでは?

かくいう僕もSurfaceを購入してからというもの、その前に使用していたPCを持て余していました。OSをWindows 8.1からUbuntuに変えて多少は速くなったものの、コピー中の進捗状況が全然分からないという前代未聞の問題に遭遇したので、別のOSに入れ替えてしまおうかなと。

で、いろいろ考えた結果、余計なものがほぼ何も入っていないChromebookにしてしまおうという結論へ。これなら起動も爆速な気がするし、何よりも今風だし。

というわけで、今回は古いPCを利用してChromebookを自作するための手順を書いていきます。Chromebookに興味ある人、古いPCを活用したい人はぜひ読んでもらえたらと思います。

Chromebookとは「Google Chrome OS」搭載のノートPC

まずはChromebookとは何?という話。

これはGoogleが開発している「Google Chrome OS」を搭載しているノートPCのことです。デスクトップPCの場合はChromeboxです。

Chromebookの特徴は以下の通り。

Chromebookの特徴
  • Chromeブラウザのみが動作する
  • 内部ストレージは最低限(2019年7月時点で32GBが主流)
  • ノートPCとしては安価(50,000円前後)

2019年7月時点で代表的な機種この辺りですね。自分で作成するのは面倒だけど、気になる人は一度調べてみるのも良いかなと思います。

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Chronium OSとCloudReady

ChromebookのOSといえばGoogle Chrome OSで、これはChronium OSというオープンソースをベースに作成されているものです。スマートフォンにはandroidがありますが、そのandroidのベースのプラットフォームみたいな位置付けですね。

調べてみるとChronium OSもいくつか派生があるようですが、今回はさっさとインストールして動かすことが目的なので、初心者でも扱いやすいCloudReadyを使用します。

CloudReadyの公式サイトはこちら▼

CloudReadyのインストールに必要なもの

CloudReadyのインストールに必要なものは以下の通りです。

CloudReadyのインストールに必要なもの
  • USBメモリ
  • CloudReadyのイメージを作成するPC
  • CloudReadyをインストールするノートPC

※イメージ作成用のPCとインストール用のPCは同じでも問題無し

USBメモリはこれです。amazonで手頃の値段だったので買いました。

そして、僕が用意したインストール用のPCのスペックは以下の通り。

インストール用のPCのスペック
  • FMV LIFEBOOK AH53/R(富士通)
  • OS:Windows 8.1 Update 64bit →Ubuntuに変更済み
  • CPU:Core i7 4702MQ(Haswell) 2.2GHz/4コア
  • メモリ:8GB
  • HDD:750GB
  • 解像度:WXGA (1366x768)
  • その他:HDMI、VGA、USB3.0、Webカメラ、Bluetooth

2014年5月モデルなんですが、実はなかなかの高性能品です。確か購入したときは160,000円くらいしましたよ。大してお金持っていないのによく買ったな~としみじみ。

さすがに最近のSSD機種に比べると遅さを感じてしまうし、やたらと熱くなるのが困りものですが、それ以外の動作に関しては良好そのもの。なので、Chromebookにする理由もさほどないんですが、Ubuntu入れてても使う気にならないから実行してみることにしました。

CloudReadyイメージファイルの作成

CloudReadyをインストールする際に、イメージファイルを作成する必要がありますが、以下の2つの方法があります。

イメージファイルを作成する方法
  1. CloudReady USB Makerを使用してインストールする
  2. Chromebookリカバリユーティリティを使用してインストールする

WindowsユーザでUSBメモリが8GBもしくは16GBを所持しているなら、1.の方法が簡単ですが、僕が所持しているUSBメモリは32GBだったため、CloudReady USB Makerがデバイスを認識してくれませんでした。

というわけで、必然的に2.の方法を取ることになりました。32GBも大したサイズでもないだろう・・・と思う気持ちはありますが、無料で使わせてもらっているのでそこは我慢。

というわけで、ここからが手順の詳細です。

CloudReadyのイメージファイルをダウンロード

まずはCloudReadyのイメージファイルをダウンロードします。こちらのかなり下の方までいけば、イメージをダウンロードできます。

適当なフォルダに保存しておけばOKです。

Chromebookリカバリユーティリティをインストール

Chromebookリカバリユーティリティを以下からインストールしてください。

Chromebookリカバリユーティリティでイメージを作成

1イメージを作成するUSBメモリをセットする

使用するUSBメモリをポートに差し込んでください。

2Chromebookリカバリユーティリティを起動する

「アプリ」から起動できます。

3「開始」ボタンを押す


3設定ボタン→「ローカルイメージを使用」を選択→「開始」ボタンを押す

4ダウンロードしたイメージファイルを選択する

5イメージを書き込むUSBメモリを選択→「次へ」ボタンを押す

6「今すぐ作成」ボタンを押す

7待機する

作成用のPC次第だとは思いますが、10分もかからずに完了すると思います。

8「完了」ボタンを押す


これでUSBメモリにイメージが作成できました。USBメモリはファイルシステムが変わって認識できないデバイスに変わります。Windowsの場合はフォーマットを促されますが、フォーマットはしないように注意です

CloudReadyをPCにインストールする

では実際にCloudReadyをインストールしていきます。

インストールPCの起動順番を変更する

USBメモリにイメージが作成できたら、インストールPC側の起動構成を変更する必要があります。通常PCは内部ストレージの内容を読み込んで起動しますが、一旦USBメモリの内容を読み込んで起動する設定に変更します。

USBメモリをインストールPCにセットした状態で、PCを一旦シャットダウン。そして、起動構成を変更するBIOSの設定画面を起動させます。BIOSの設定画面の起動方法はPCによって変わるので、マニュアルを参照するかググるかをしてもらえれば。

ちなみに僕が持っているFMVでは、シャットダウン→起動→F2連打(0.5秒おきくらいに押す感じ)で起動できました。画質悪くてすみませんが、一応変更方法を掲載。

Bootタブで USB HDDを1番目に変更する

Exitタブで Exit Saving Changesを押す


これで起動の優先順位を変更できたので、そのままPCを再起動してください。

CloudReadyの初期設定を行う

(キャプチャ取り忘れたので、文章でそのまま書きます)

USBメモリから起動するとCloudReadyの初期設定画面が表示されます。設定するのは言語設定、WiFiの設定、Googleアカウントの設定なので、表示されるがままに入力していってください。

初期設定は後に記述する「内部ストレージへのインストール」後だけで良いかもしれません。というのも、このタイミングで設定しても、内部ストレージへのインストール後に再度設定が必要だからです。ただ、僕は実行したのでそのまま掲載しておきます。

OSのインストール

右下の通知領域を押すと「Install OS」のボタンがあるので、これを押せばOKです。PCの内部ストレージの内容が削除されるので、データを取っておく必要がある場合はバックアップしておいてください。

インストールを開始したらそのまま待機してください。PCが勝手にシャットダウンされます。

完成したChromebookはどんな感じ?


インストールしたCloudReadyですが、音声検索が使用できないという問題があります。試していないけど、マイクを接続しすればいいのかも。

これ以外は不都合もなく快適に動いています。こういったオープンソースのイメージを実機に書き込むと、動作不良が多かったりするもんですが、かなり品質高いです。

起動までの時間を測定してみると、パスワード入力画面が表示されるまでが約50秒、パスワード入力後に自動起動のブラウザが表示されるまでに約20秒かかりました。速いとは言えない時間だけど、HDDで動いていることを考えればかなり優秀だとと思います。

画面はこんな感じで構成されています。実にシンプル。


見ての通り、ボタンが3つあって、真ん中がChromeブラウザ。左側がファイルや設定などを起動するメニュー。右側が電源OFFなどを終了するメニュー。これだけでほぼ完結します。本当に必要なものだけを搭載したという感じ。

やれることは限られています。ブラウザでできる操作とファイルのダウンロードやら何やらですね。ローカルでファイルを作成するのはあまり想定しておらず、Googleドライブなどのクラウド上のファイルを操作するのが基本路線になります。

というわけで、PCでいろんなことをしたい人には全然向きません。

ただし、起動までは少々時間がかかるものの、起動後はかなりヌルヌル動きます。YouTubeのサムネイルを押して再生が開始されるまでは約1秒。通信速度も関係しますが、これは結構驚異的な速さだなと思っています。

最後に:Chromebookのお試しにも良し

CloudReadyをインストールして、Chromebookを自作してみたわけですが、結構いい経験になりました。自分で作成したChromebookはぶっちゃけ実用的ではないだろうと考えていたものですが、普通に使用できます。

750GBの容量を使いこなせない点は非常に勿体ないなと思いますが、HDDで動作に不満を覚えていたのが解消されたのは純粋に嬉しい。これはこれで有りだなと思います。時間がある人は一度トライしてみたらおもしろいと思いますよ。

時間をかけるのが嫌であれば、Chromebookを購入してみるのも良いと思います。機能を削りに削って速度向上を狙う思想は、余計なものは入れたくないという人にはぴったりなので。

興味ある人は一度触ってもらえたら!

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