SESの問題を問題とすら思っていなかったエンジニアの体験記

[エンジニア] 派遣エンジニア

最近Twitterをよく活用するようになりまして、仕事関係の情報を中心に閲覧及びツイートをしております。

その過程で、ITエンジニアが仕事を求めるハッシュタグを付けたツイートを見ていたのですが、経歴や希望年収などと一緒に「SESはNG」という内容がよく書かれておりました。

 

SES」って何のこと?

と思って調べてみると、おもしろくまとまったページを見つけたので紹介。

システムエンジニアリングサービス (SES)とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
用語「システムエンジニアリングサービス (SES)」の意味を何となく説明しています。

 

要は、労働力を売るという契約ですね。

IT業界ではよくあることなんですが、この言葉は初めて知りました。

 

SESの問題

SESがなぜ嫌がられているかというと、いろいろと問題があるからということですね。

こちらのページで、発生する問題がまとまっておりますので、リンクを貼っておきます。

 

結構数多くありますね。

 

さて、SESの問題として取り上げられている内容ですが、僕も昔は普通に体験してきました。(笑)

もちろん放り込まれる側の人間でですよ。

 

当時は法律的に無知であったため、僕自身それが悪いことだとは微塵も思っていなかったです。

それに加えて、僕がいた会社だけでなく、周囲の会社もこういうのが多かったんですよ。

時代的にも「みんなやっているからいいや」という状態だったんだろうなー。

 

過去のこととはいえ、僕自身も無知であったことは大いに反省し、今後はこういったことにならないように気を付けていきます。

 

僕が体験した労働ケース問題

 

さて、上記にも書いた通り、僕自身問題となるケースを体験してきたわけなのですが、自戒の念も込めて、どういったことを体験してきたのかをまとめて書いていきたいと思います。

※企業名を出したい気持ちはありますが、そこはやはり大人の事情ということで、お察しください。

 

二重派遣

僕が最初に入った現場が正に二重派遣がはびこっている所でした。

その現場は、どこもかしこも二重派遣状態だったと先輩が教えてくれたことがあります。

これ、IT業界では一番よくあった問題でしたね。

問題とは思っていたけど、守るとこいなかったのかもしれません。

近年はこのような現場は見なくなりましたし、聞かなくなってきたので、是正されてきたなと思います。

 

そういえば、現場に入る直前に「自分の会社名を言ってはダメだよ」と上司に言われたことを思い出します。

当時の僕は素直さだけは優秀な社員だったので、「なぜ?」なんて思わず、社会とはそういうものなんだと勝手に解釈し、教えをきっちりと守っておりました。

 

一人請負

上記とは別の現場でのことです。

1~2ヶ月くらいの短い期間ではありましたが、請負契約にも関わらず、客先で一人で作業していました。

つまるところ、一人請負の状態です。

発注元からの依頼というか指示も普通にありましたね。

 

まあ、僕が請負責任者だと解釈してしまえば、ぎりぎりセーフかもしれませんが、監査が入れば真っ先に疑われる状態であったのは間違いありません。

その後、派遣契約に切り替わったことで、ひとまず問題はなくなりました。

 

多重下請け

大企業から子会社へ、子会社からパートナー企業へ、パートナー企業から更なるパートナー企業へ・・・

法的には問題ありませんが、多重下請け構造はIT業界ではどこにでもみられる悪習です。

発注側が、「自分たちにこの部分の技術がない、あるいは人手が無いから、仕事もお金もきっちり出すよ」という発想であれば良いのですが、お金は安く抑えたいというのが必ずセットになっているのがミソ。

 

僕が携わっていた会社も例外ではありませんでした。

それは僕がいた会社が安さを売っていたことも理由の一つではあり、この状態で利益を出すのは相当な苦労を強いられました。

そして、会社はどういう方向に舵を切ったかというと、搾取要員ビジネスパートナーの受入です。

若くて人件費が安い技術者に入ってもらうことで、平均的な人件費の単価は下げつつ、生産量を上げようと考えたのです。

  • 僕がいる会社は安い人が使える
  • ビジネスパートナーは新たな仕事を獲得できる

という状態なので、Win-Win の関係であったと思いたいですが、更なる下請け構造を自分たちの手で作り出してしまったのでした。

 

こういった姿ばかりを見てしまったせいか、請負での仕事は嫌悪感を感じることはしばしばあります。

(商売は基本請負なんでしょうけど・・・)

 

まとめ

SESの問題について、僕が体験したことをまとめました。

こうしてみると、危ない橋を渡ってきたというか渡らされているので、とても悲しくなりました。

結局、駒なんだよな。

 

近年はコンプライアンスの意識が高まってきておりますので、あからさまな問題に遭遇する可能性は低くなってきていると信じたいです。

でも、こういった体験をしないように注意が必要。

 

エンジニアだから法律は知らなくていいというわけではなく、基本的な法令はしっかりとおさえて、ブラック企業から自分の身を守りましょう。

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